未来を救う医療 ― 心臓外科医 バグワン・コイララと ― KIOCHプロジェクト
カトマンズ小児保健研究所(KIOCH / キオツ)とは
KIOCH(Kathmandu Institute of Child Health)は、2017年に設立された非営利の小児医療機関です。
家庭の経済状況や居住地域、社会的な格差にかかわらず、すべての子どもが質の高い医療を、必要な時に、必要な場所で受けられる社会を目指しています。
Dr. Bhagwan Koirala(バグワン・コイララ)の理念のもと、小児循環器、小児外科、救急・小児/新生児集中治療、小児腎臓、小児神経、小児消化器、小児精神医療など、多様な専門領域を統合した包括的な小児医療体制を構築しています。
KIOCHが目指すのは、一つの病院をつくることだけではありません。カトマンズを中心に各州の医療拠点をつなぎ、遠隔地の子どもたちにも専門医療を届ける、ネパール全土の小児医療ネットワークです。
ネパール初の多専門領域型小児総合病院
小児循環器、小児外科、救急・小児/新生児集中治療、小児腎臓、小児神経、小児消化器、小児精神医療など、多様な専門領域を一つの医療体制に統合。
診断から高度治療、手術、集中治療、心のケアまで、子どもと家族を中心とした「ワンストップ型」の包括的な小児医療を目指しています。
経済状況に左右されない医療
「お金がないことで、治療を諦めさせない。」
個室などから得られる収益を無料診療などに活用する「クロス・サブシディ(相互補助)」の仕組みをはじめ、公的・民間資金、保険、CSR、寄付など、複数の財源を組み合わせ、持続可能で公平な医療を目指しています。
地方へ広がる医療ネットワーク
KIOCHは、カトマンズの専門医療を中心とする「Hub and Spoke(ハブ・アンド・スポーク)」モデルを構築しています。
カトマンズのハブ病院と各州のサテライトセンターをつなぎ、専門医による診療、遠隔医療、地域の医療施設との連携を通じて、住んでいる場所に左右されず、必要な小児医療につながる仕組みを全国へ広げていきます。
50年以上続く、日本とネパールの医療協力。
日本とネパールは、半世紀以上にわたり医療・保健分野で協力を積み重ねてきました。日本政府の国際協力機関であるJICA(国際協力機構)は、医療人材の育成、病院整備、技術協力を通じてネパールの医療発展を支えてきました。その積み重ねられた協力の歴史の上に、新たな挑戦としてKIOCH(キオツ / Kathmandu Institute of Child Health)が誕生しました。
KIOCHは、この長い協力の歴史を受け継ぎながら、日本とネパールが知識・経験・技術を共有し、ともに次の医療をつくっていく新しい協力の形を目指しています。
「日本人から学んだことは、医療技術だけではありません。患者を第一に考える姿勢、正確さ、そして医療人としての責任感です。」
― Dr. Bhagwan Koirala(バグワン・コイララ)Growing Together ― 共に成長する未来
私たちが目指すのは、一方的な支援ではありません。
日本とネパールがお互いの知識・経験・文化を共有し、ともに学び、ともに成長する持続可能な医療協力です。
- 医師・看護師など多職種による交流
- 共同研究・教育プログラム
- チーム医療・コミュニケーションの共有
- 次世代の小児医療を担う人材育成
- 遠隔医療や新しい医療技術の活用
KIOCH(キオツ)の革新的なビジョンと組織モデル
複数の臓器や疾患を抱える子どもたちが病院をたらい回しにされる現状を防ぎ、ひとつの屋根の下ですべての高度治療・外科手術・集中治療が完結するホリスティック・ケアを提供します。
身体の治療だけでなく、親子の離別や開発の歪みによって見過ごされがちな子どもたちの「心の健康(うつ病、不安障害など)」を救うネパールで先駆的となる小児精神医療の専門プログラム。
KIOCH(キオツ)を知っていただくための取り組み
KIOCH(キオツ)の取り組みや、子どもたちの未来に向けた医療のビジョンを、より多くの日本の皆さまに知っていただくため、紹介ビデオとプレゼンテーションを行います。
- KIOCH紹介ビデオ・プレゼンテーションの開催のための場所のご提供
- 大学・学校・医療機関・地域などでのご紹介
- 医療・教育・国際協力分野での連携
- 子どもたちの治療を支えるためのご支援・ご寄付
まずはKIOCHを知っていただくことから。
皆さまのご協力が、日本とネパールの新たな医療協力と、子どもたちの未来につながります。
◆ 子どもたちへの医療支援
個室などから得られる収益を無料診療に充てる「クロス・サブシディ」の仕組みに加え、経済的に困難な家庭の子どもたちの治療を支えるため、寄付による支援も募っています。
ネパールの子どもたちの未来を支えたいと願う皆さま、あなたのご支援が、治療を必要とする子どもたちの命と未来を支える力になります。
ギャラリー
右:Raj bhai Shrestha
日本とネパールをつなぐ架け橋として、本プロジェクトの企画・制作・日本向け再編集を担当しています。
メッセージ
「両国が半世紀以上にわたり築いてきた医療においての協力関係の歩み、これは、日本の誇りであり、ネパールの誇りでもあります。今回、KIOCH(キオツ)創設がまた新しい国際協力のきっかけになることを願っています。
このプロジェクトが、未来を担う子どもたちへの希望となり、一人でも多くの子どもの命が救われる機会につながることを願っています。」